関東平野の地下に日本最大の断層 早大などが確認
九州から関東山地まで約1,000キロ続く日本最大の断層「中央構造線」が、関東平野の地下まで延びていることを確認したと2日、早稲田大学、産業技術総合研究所などのグループが発表した。関東平野は厚さ3,000メートルにも及ぶ堆積(たいせき)物に覆われているため、長年の謎だった。地震が気になるが、関東では数十万年間動いた形跡がなく、活断層ではないとの見方が多い。
北側と南側で岩石の特徴が違う中央構造線の位置は、大分県から埼玉県東松山市周辺までは分かっているが、その東西の延長ははっきりしていなかった。
グループは、防災科学技術研究所が地殻変動観測目的で、さいたま市岩槻区で71年に掘って保存していた地下3,510メートルまでの岩石を調べた。
その結果、2,864メートルまでの堆積層のその下に中央構造線の北側に分布する岩石があった。岩石中には中央構造線の500メートル以内で特徴的な鉱物の変形も見つかり、「岩槻の掘削地点のすぐ南に中央構造線がある」と結論づけた。
中央構造線は、日本列島が現在の姿になる前の約6,000万年前にできた。中部の一部、近畿、四国地方では地震を起こす可能性がある活断層と考えられている。グループは今後、関東平野の活断層と中央構造線の関係を調べていきたいとしている。
2006年02月02日22時40分 asahi.com
以前からあると言われていた活断層が確認されたようです。
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