未知のプレート
[地震プレート]関東地下に新たな存在の可能性 学会発表へ
プレート3枚が交差して複雑な構造を作り、地震の多発地帯となっている関東地方の地下に、未知のプレートがもう1枚ある可能性の高いことが、産業技術総合研究所活断層研究センター(茨城県つくば市)の遠田晋次主任研究員の研究で分かった。千葉市で開催中の地球惑星科学関連学会で26日発表する。
2005年05月25日23時01分 毎日新聞

関東地方の地下には、北米プレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの3つのプレートが交差している。この他にもう1枚プレートがあった場合は、今現在はそのプレートによる地震は予測できないということだろう。また、3つと思われてきたものが4つになるわけだから、今までの3つの連動性にも疑問が出てくる。
では、未知のプレートというのはどういうことかというと、群馬県まで延びていると考えられていたフィリピン海プレートは、実は東京湾直下付近までしかなく、その先に延びていると考えられていたプレートは、実は独立したブロックになっており、地下のプレートは部分的に4層になっているとみられているようだ。今のところそのブロックは太平洋プレートの破片とみられ、約100キロ四方、厚さは約25キロになると予測されている。
早急な調査、地震対策の見直しを期待したい。
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